震災から1年目の今日、新聞もテレビも震災の特集オンリーでした。
テレビはうちではあまり見ないのですが、ここのところいろいろな関連の番組が多く、見ておかなければいけないような気もするし被災された人たちのことを思うとあまりに生々しい映像は大丈夫なのかと心配になるし、ともかく忘れていってはいけないと心新たに思う一日でした。
今回の個展は私は2階で、1階は「Cats aid」展で、その「Cats aid」にも作品を出します。
その一つがこれ。
言の葉招きの「絆」
絆という言葉は今あまりに使われ過ぎ、今日の天声人語にも書いてあったけれど故井上ひさしさん曰く「つるつる言葉」(便利に使われすぎて意味も実態もすり減ってしまう言葉)になりつつあるようです。
つるつると滑り落ちてしまうだけならともかくうんざりしてしまったり疲れてしまうような言葉になったとしたら悲しいです。
私も確かに(今ここでこれはどうかな)とも思ったりしましたが、やっぱり絆の文字の力を使いたい。
愛とか夢とか希望とか、手あかがついて気恥ずかしいような言葉でもやっぱり不動の力を持つ言葉の殿堂に入るものだと思うのです。
「Cats aid」展の作品の売り上げの一部は被災した動物たちを救う活動に寄付されます。
この時期に個展をさせてもらえることに意味を感じ、私の個展の方でも「Cats aid」に協力出来るといいなと考えています。
咲き始めたさくらんぼの花と一緒に撮りました。
昼間はとても暖かかった今日ですが、夕方から風が強まって寒くなり、驚いたことに今テラスには雪なのかあられなのかうっすらと白いものが積っています。
東北はとても寒いんだろうな。